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Excelの配列数式(CSE数式)とは?Ctrl+Shift+Enterで作業が変わる!

この記事は約4分で読めます。
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Excelで複雑なデータ集計をするたび、たくさんの計算列を作っていませんか?

今回は、少し難しそうに思える「配列数式(CSE数式)」を、誰でも簡単に使いこなせるように解説します。

この記事を読み終える頃には、あなたのExcel作業はもう一段階レベルアップしているはずです!

この記事のゴール

  • 配列数式を自分で使えるようになり、簡単な集計作業に活用できる。
  • 不要な計算列を減らし、シートをきれいに保てる。
  • 複雑なデータ集計を、たった1つの数式で完了できるようになる。
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配列数式(CSE数式)とは?

配列数式(Array Formulas)とは、複数の計算を一度に行い、その結果を返す特別な数式です。
従来の数式が「1対1」の計算であるのに対し、配列数式は「複数のデータ(配列)をまとめて処理する」のが特徴です。

この機能を使うと、たとえば「営業担当者Aが販売した商品Bの売上の合計」といった、複数の条件が絡む複雑な集計も、たった1つの数式で完了できます。

配列数式(CSE数式)の基本的な使い方

配列数式(CSE数式)の入力には、少し特別な操作が必要です。
とはいえ、手順はとても簡単ですので、一緒に見ていきましょう。

最初は、単価×数量で売上総額を計算してみましょう。

  1. 以下の数式を入力し、CtrlShift押しながらEnterを押して確定します

=SUM(B2:B6*C2:C6)

  1. 数式バーの数式の両端に {}(波括弧)が自動で表示されます
    この波括弧が表示されていれば、それが配列数式として正しく機能している証拠です。

配列数式(CSE数式)をさらに便利に使うための応用テクニック

【具体例】複数条件の合計を出す

ここでは、配列数式の最も一般的な使い方である「複数条件での集計」を解説します。

この例では、わかりやすくするためにセル範囲に名前をつけています。

  1. 数式を入力します

=SUM((商品名=H2)*(担当者=H3)*(売上金額__円))

数式の意味

  • 商品名=H2は、「商品名」という範囲(A2:A21)の中からH2セルの文字列(スマートテレビ 55V型)と一致するセルを探し、一致する箇所はTRUE(1)、一致しない箇所はFALSE(0)という結果を返します。
  • 担当者=H3も同じ考え方です。
  • 各条件を*(掛け算)でつなぐことで、全ての条件がTRUE(1)になる箇所だけが1となり、それ以外の箇所は0になります。
  • 最後に、売上範囲を掛けることで、条件を満たした売上だけが合計されます。

  1. Ctrl + Shift + Enterで確定します
    数式バーに{}が表示され、合計値が表示されます。

配列数式(CSE数式)を使う上での注意点

確定方法

いつも通りEnterを押して確定するだけでは正しく計算されません。必ずCtrl + Shift + Enterで確定してください。

修正方法

一度確定した数式を修正する際も、最後に必ずCtrl + Shift + Enterで再確定する必要があります。修正後にEnterを押すだけでは、配列数式が解除されてしまいます。

複雑で修正が難しい

​CSE数式は、複数の計算を一つの数式に凝縮するため、数式自体が非常に複雑になりがちです。​

エラーが出た原因の特定や数式の修正が複雑で、また変更後に必ずCtrl + Shift + Enterで再確定する必要があります。この操作を忘れると、意図しない計算結果になったり、エラーになったりします。

新しい関数への移行が必要な場合がある​

Microsoft 365のExcelでは、スピル機能に対応した新しい関数(FILTER、SORT、UNIQUEなど)が導入されました。

これらの関数は、従来のCSE数式と同じように配列を扱うことができますが、Ctrl + Shift + Enterでの確定が不要です。

つまり、最新のExcel環境では、わざわざCSE数式を使うメリットが薄れてきています。

もちろん、Microsoft 365以前のExcelではまだ有効です。

まとめ

この記事では、配列数式(CSE数式)の基本的な使い方から、実務で役立つ複数条件での集計方法までを解説しました。

最初は難しく感じるかもしれませんが、一度慣れてしまえば、今まで手作業で行っていた複雑な集計が、たった1つの数式で完了するようになります。あなたのExcelスキルは間違いなく向上し、作業効率は劇的に改善するはずです。

今回の記事を参考に、あなたのExcelスキルをさらに高めてください!

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