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エクセル(Excel)スパークラインでデータを可視化しよう!

この記事は約6分で読めます。
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Excelを業務で活用している方であれば、数字を根拠に分析をしたり、プレゼンをしたりする機会もあるでしょう。

そんな時、膨大なデータから

何を手掛かりに進めればいいかな…

と途方に暮れてしまうこともあるかもしれません。

そんな時に活躍するのが、スパークラインです。
スパークラインは、大量のデータを見やすくするだけでなく、傾向や変化を一目で把握するために効果的な機能です。

この記事では、そんな便利な機能「スパークライン」について、基本的な使い方から、より効果的な使い方まで解説します!

記事を読んだ後のゴール

  • スパークラインの設定方法・削除方法がわかる
  • スパークラインの種類ごとの活用例がわかる
  • スパークラインを活用して説得力のあるデータを示せる
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スパークラインとは?

スパークラインは、Excelのデータをコンパクトに表示するための小さなグラフです。Excelのセル内に配置され、データの傾向や変化を簡潔に視覚化します。スパークラインは、大量のデータを一目で把握したり、パターンや傾向を素早く見つけるのに便利です。

スパークラインには、3つの種類があります。

1つ目は折れ線、2つ目は縦棒、3つ目は勝敗です。

それぞれの特徴をみていきましょう。

折れ線

折れ線のスパークラインは、セルの中に小さい折れ線グラフを表示します。

折れ線のスパークラインは、以下のような特徴があります。

  1. データの傾向の表示
    数値データの変化や傾向を折れ線の形で表示することで、視覚的に理解しやすくします。たとえば、売上データや株価の変動などを折れ線のスパークラインで表示することで、傾向を把握しやすくなります。
  2. 比較と分析
    複数のデータを表示することで、データの比較や分析を容易にします。たとえば、複数の競合他社の売上データを折れ線のスパークラインで表示し、傾向の比較を行うことができます。

縦棒

縦棒のスパークラインは、セルの中に小さい縦棒グラフを表示します。

折れ線グラフと比較して、データの変動やパターンの視覚的な表現に優れ、例えば以下のような利用例があります。

  1. データのトレンドの表示
    縦棒のスパークラインは、時間の経過に伴うデータの変動を表示するのに適しています。たとえば、年ごとの売上データや温度の変化などを表現することで、トレンドや季節性を視覚的に把握することができます。
  2. データのパターンの特定
    縦棒のスパークラインは、データのパターンや周期性の特定に役立ちます。たとえば、株価の変動や天候の変化など、周期的なパターンを持つデータを縦棒のスパークラインで表示して、トレンドやサイクルを分析することができます。
  3. データの異常値の検出
    縦棒のスパークラインは、データの異常値の検出にも役立ちます。データの変動が通常の範囲を超える場合、縦棒のスパークラインで異常値が目立つことがあります。これにより、データの品質や異常なパターンを発見することができます。

勝敗

勝敗のスパークラインは、セルの値をプラスかマイナスかで判断し、その結果を視覚的に表示します。

名前の通り勝敗を表現できるほか、進捗状況も視覚的に表現することができ、たとえば以下のような使用例があります。

  1. スポーツの勝敗記録
    スポーツの試合結果を視覚的に把握することができます。例えば、チームのシーズンごとの勝敗記録を表現する際に使用することができます。
  2. プロジェクトの進捗管理
    各タスクやマイルストーンをバーで表し、完了したか否かによってバーの色を変えることができます。進捗状況が視覚的にわかりやすくなり、プロジェクトの管理やスケジュールの調整に役立ちます。

スパークラインを横棒で表示したいときは?
  データバーを活用しましょう!

上記の通り、スパークライン機能では折れ線、縦棒、勝敗の3種類しかありません。
横棒を使用したい場合には、「条件付き書式」機能のデータバーを使用しましょう。

データバー機能についてはこちらの記事をご覧ください。

スパークラインの設定方法

  1. スパークラインにするセルを選択します。
  1. [挿入]タブをクリックし、[スパークライン]グループから好きな種類を選択します。
    今回は[折れ線]を選択します。
  1. ダイアログボックスが表示されます。ここで、スパークラインの配置先を指定します。
    スパークラインにしたいデータ範囲が間違っている場合は、ここで修正しましょう。
  1. [OK]をクリックすると、スパークラインが指定したセルに表示されます。

より活用するための設定

ところで、先ほど折れ線の例で示したデータですが、これだけではなんとなくの傾向はわかるものの、まだまだ分析対象のデータとしては心もとないです。

さらにデータを分析しやすくするために、最小値・最大値の設定と、マーカーの追加の2つを使ってみましょう。

最小値・最大値の設定

最小値・最大値を設定することで、複数のスパークラインの軸の値を整えることができます。
先ほどのデータの最小値・最大値を整えた結果が以下の図です。

最小値・最大値を設定したことで数値の大小がはっきりしたことに加えて、

N社、H社の売上高がそこまで増えていないことがわかりましたね。

設定方法

  1. スパークラインを選択します。
  1. [スパークライン]タブをクリックし、[]をクリックします。
  1. [縦軸の最小値のオプション]で[すべてのスパークラインで同じ値]を選択します。
    [縦軸の最大値のオプション]も同様です。
  1. スパークラインの最小値と最大値が揃いました

マーカーの追加

マークを追加することで、各値のポイントが明確になるほか、各スパークラインの最小値・最大値のみを目立たせることができます。

最小値・最大値を揃えたスパークラインに、更に最大値を示すマーカーを追加したのが以下の図です。

ほぼ同じ傾向に見えていましたが、N社だけ売上高が低下していたことがわかりましたね。

設定方法

  1. スパークラインを選択します。
  1. [スパークライン]タブをクリックし、[表示]グループの[頂点(山)]を選択します。
  1. スパークラインの最大値にマーカーがつきました

スパークラインの削除方法

次に、スパークラインを削除する方法です。

スパークラインはセル内にグラフを表示させる機能ですが、セルを選択してDeleteを押しても、スパークライン自体を削除することはできません。
スパークラインを削除する方法は、以下の2種類があります。

  1. セル自体を削除する
  2. [スパークライン]タブから削除する

今回は[スパークライン]タブから削除する方法をみていきましょう。

削除方法

  1. スパークラインを選択します。
  1. [スパークライン]タブをクリックし、[クリア]を選択します。
  1. スパークラインが削除されました。

まとめ

スパークラインは、データの視覚化において非常に効果的な機能です。
ぜひ、スパークラインを活用して、効果的なデータ分析や可視化を行ってみてください。

スパークラインを活用して、スピード感のあるデータ分析を実現しましょう!

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