デスクワークの皆さんは、日々Excelを使ってデータ処理や分析にたくさんの時間を費やしていることでしょう。
Excelは強力なツールですが、その中には知らない機能や便利なツールがたくさんあります。
今回は、そんなExcelの中でも特に重要な機能「テーブル」に焦点を当ててみたいと思います。
テーブルって何?
と初めて聞く方もいるかもしれませんが、Excelの知識が少しでもあれば、スムーズに活用できる便利な機能なんです。
今回の記事では、テーブルのメリットや設定方法、さらに効果的な活用方法までを詳しく解説していきます。
では、テーブル機能の魅力に迫っていきましょう!
この記事のゴール
- テーブルの設定方法がわかる
- テーブルを使用するメリットがわかる
- テーブルの機能を活用し、見やすい資料を作ることができる
テーブルとは?
はじめに、テーブルとは何か解説します。
Excelの「テーブル」とは、データを整理・管理するための便利な機能です。テーブルを使用することで、データの加工や分析がスムーズに行えるようになります。
テーブルとして設定された表には右下にちょこっと色が付きます。
また、テーブルとして設定されたセルを選択すると、ウインドウ上部に[テーブルデザイン]タブが表示されます。
テーブルを使用するメリット
次に、テーブルのメリットを紹介します。
テーブルを利用するメリットはいくつかあるのですが、わかりやすく、かつ重要な6つを紹介します。
- 表のスタイルが整う
テーブル機能を使うと、自動的に表のスタイルが整えられます。データの見やすさが向上し、イケてる印象を与えることができます。 - フィルターボタンが設定される
テーブルを作成すると、各列にフィルターボタンが自動的に設定されます。フィルターボタンを使うことで、データを素早く絞り込んだり、特定の条件に一致する行だけを表示したりできます。
また、このフィルターボタンは非表示にすることもできます(後述) - 見出しが固定される
テーブルに設定すると、スクロールしても見出し行が常に表示されます。これにより、大量のデータを扱う際にも見出しが見失われる心配がありません。
- 集計行を設定できる
テーブルでは、各列の合計や平均などの集計を簡単に行うことができます。集計行を追加することで、重要な統計情報を一目で把握することができます。
- 表の範囲が自動拡張される
新しいデータをテーブルに追加すると、自動的に表の範囲が拡張されます。手動で範囲を修正する必要がないので、データの追加が楽になります。
- 数式が便利になる
テーブル内のセルに数式を入力すると、自動的に下のセルにも同じ数式がコピーされます。
また、数式に項目名が反映されることで、計算根拠がわかりやすくなります。
テーブルの設定方法
テーブルを使用するメリットをみたところで、次にテーブルの設定方法をみていきましょう。
設定方法
- テーブル化したいセル範囲を選択します。
- [ホーム]タブから「テーブルとして書式設定」をクリックし、好きなテーブルスタイルを選択します。
- [テーブルの作成]画面が表示されるので、テーブルにする範囲を確認し、問題なければ[OK]をクリックします。
- 選択した範囲がテーブル化されました。
解除方法
続いて、テーブルの解除方法をみていきましょう。
- テーブル内のセルを選択します。
- [テーブルデザイン]タブの「範囲に変換」ボタンをクリックします。
- テーブルの設定が解除されました。
テーブルにオプションを設定しよう
ここまでのところで、テーブル機能の便利さは充分に伝わったと思いますが、更に便利に活用する方法について3つだけ紹介します。
集計行の設定
[テーブルデザイン]タブの[集計行]にチェックを入れることで、テーブルの最後に集計行を追加することができます。
また、合計だけでなく平均値や最大・最小値を求めることもできます。
フィルターボタンの非表示
フィルターボタンを表示したくない場合は、[テーブルデザイン]タブの「フィルターボタン」のチェックを外すことで非表示にすることができます。
書式設定
行・列の縞模様を消したり、最初・最後の列のみを太字に設定したりすることができます。
まとめ
テーブル機能を使うことで、Excelでのデータ処理が効率化され、見やすい表を作成することができます。
データの整理や分析がよりスムーズに行えるため、Excelの利用価値がさらに高まることでしょう。
テーブル機能を使って効果的にデータを管理してみましょう!