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エクセル(Excel)WORKDAY関数で正確な期日を算出!プロジェクト計画を完璧に

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このタスク、今日から16営業日後には終わらせたいけど、実際の日付はいつになるんだろう?

年末年始やお盆休みを考慮したら、契約の最終営業日はいつ?

Excelでプロジェクトのスケジュールを組んだり、納期を設定したりする際に、土日や祝日を考慮した日付計算で頭を抱えることはありませんか?

手作業でカレンダーをめくりながら数えるのは、時間も手間もかかり、何より間違いが起こりやすいですよね。

この記事では、そんなあなたのお悩みを解決するExcelの便利な関数、WORKDAY関数を徹底的に解説します。

WORKDAY関数を使えば、指定した開始日から数えて、土日や祝日を除いた「〇営業日後」や「〇営業日前」の日付を簡単に算出できます。

この記事を読み終える頃には、WORKDAY関数の基本的な使い方から、実務で役立つ応用テクニックまで、自信を持って使いこなせるようになっているはずです。

正確な日付計算のスキルを身につけ、プロジェクト計画の達人を目指しましょう!

この記事のゴール

  • WORKDAY関数の基本的な使い方を理解し、特定の日数後の営業日を正確に算出できるようになる。
  • 祝日リストを活用し、土日だけでなく祝日も除外した日付計算を行えるようになる。
  • 実務において、プロジェクトの納期設定やタスクの完了日計算にWORKDAY関数を自信を持って活用できるようになる。

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WORKDAY関数とは?

WORKDAY関数は、指定した開始日から数えて、特定の営業日数が経過した日付を計算してくれるExcelの関数です。この関数は、単に日数を足し算するのではなく、途中の土曜日と日曜日を自動的に除外してカウントしてくれます。

さらに、ユーザーが指定した祝日も除外できるため、実際の業務カレンダーに基づいた正確な日付を算出することが可能です。

この関数が特に活躍するシーンはたとえば下記の通りです。

  • プロジェクトの納期設定: 「今日から5営業日後がタスクの納期」といった具体的な締め切り日を算出する。
  • 契約の最終営業日確認: 「契約日から30営業日後の日付」を土日祝日を考慮して計算する。
  • タスクの完了予定日: 「〇営業日かかるタスクの完了はいつになるか」を計画する。
  • 支払い期日の算出: 請求書の発行日から〇営業日後を支払期日とする。

このように、営業日ベースで将来の日付や過去の日付を計算したい場合に、WORKDAY関数は非常に強力なツールとなります。


WORKDAY関数の基本的な使い方

WORKDAY関数は、とても直感的で使いやすい関数です。

ここでは、その基本的な構文と使い方を順を追って解説します。

WORKDAY関数の構文

WORKDAY関数
開始日計算の基準となる日付を指定します。
通常、日付が入力されているセルを指定します。
日数 開始日から数える営業日数を指定します。
将来の日付を計算したい場合は正の数(例: 5営業日後なら「5」)
過去の日付を計算したい場合は負の数(例: 3営業日前なら「-3」)
[祭日](省略可能)計算から除外したい祝日や特定の日付のリストを指定します。
この引数を指定することで、土日だけでなく、祝日も日数計算から除外できます。

「祝日」引数の指定方法

「祝日」引数には、除外したい日付を直接入力することもできますが、実務的には別のシートに祝日リストを作成して、そのセル範囲を指定するのがよいでしょう。

まず、別のシート(シート名「祝日リスト」)に、祝日となる日付をリストアップします。

使用例

実際にWORKDAY関数を入力してみましょう。

今回の舞台は2025年9月です。

  1. 開始日を入力するセルを用意し、基準となる日付を入力します
  1. 日数を入力するセルを用意し、計算したい日数を入力します
  1. 祝日を除外したい場合は、祝日リストを作成します
  1. WORKDAY関数を入力するセルに、以下のいずれかの数式を入力します。
    • 土日のみを除外する場合: =WORKDAY(B1,B2)
    • 土日と祝日を除外する場合: =WORKDAY(B1,B2,祝日リスト!A2:A160)

今回は祝日も除外するパターンで進めますね。

  1. 計算結果が出力されました。
きちんと休祝日を考慮して計算されています

土日や祝日は自動的にスキップしてカウントされるため、正確な日付が得られます。

これで手作業でカレンダーとにらめっこする必要はなくなりますね!

計算結果はシリアル値で出力されます。

シリアル値とは、1900年1月1日を「1」とし、それから何日目かを示す数値です。上図でいうと、2025年9月25日は45925日目なので、このように表示されるわけです。

セルの表示形式に「日付」が設定されていれば、このシリアル値を自動的に日付表示に変換してくれますが、日付表示にならない場合は、書式設定で日付の表示形式を指定する必要があります。


WORKDAY関数の派生系

WORKDAY関数はシンプルに使えますが、さらに条件を指定した場合はWORKDAY関数の派生系関数を使用しましょう。

柔軟な休日設定に対応:WORKDAY.INTL関数

WORKDAY関数は、土日を自動で休日とみなしますが、「水曜日と日曜日が休み」など、会社独自の休日を設定したい場合もあるでしょう。そんな時は、WORKDAY.INTL関数を使います。

WORKDAY.INTL関数

=WORKDAY.INTL(開始日, 日数, 週末[祭日])

開始日計算の基準となる日付を指定します。
通常、日付が入力されているセルを指定します。
日数 :開始日から数える営業日数を指定します。
週末 どの曜日を週末とするかを数値または文字列で指定します。
例えば、「1」なら土日、「2」なら日・月など、柔軟に設定できます。
特定の曜日だけを休日にしたい場合は、7桁の文字列(例: 「0000011」で土日)で指定することも可能です。
[祭日](省略可能)計算から除外したい祝日や特定の日付のリストを指定します。

この関数を使えば、特定の曜日が定休日の店舗の営業日計算など、様々なケースに対応できます。

特定期間の営業日数を計算する:NETWORKDAYS関数

WORKDAY関数は指定した営業日前後の日付を算出しますが、逆に「この期間の営業日数は何日?」を知りたい場合は、NETWORKDAYS関数が便利です。

NETWORKDAYS関数
開始日計算対象期間の開始日を指定します。
終了日計算対象期間の終了日を指定します。
[祭日](省略可能)計算から除外したい祝日や特定の日付のリストを指定します。

プロジェクトの全体期間における実質的な稼働日数を把握したい場合に、NETWORKDAYS関数を活用できます。

これらの関数を組み合わせることで、日付に関するあらゆる計算ニーズに応えられます。


WORKDAY関数を使う上での注意点

WORKDAY関数を効果的に活用するために、いくつか押さえておくべき注意点があります。

日付の入力形式

WORKDAY関数は、開始日となる日付がExcelの「シリアル値」として正しく認識されている必要があります。

通常、セルに日付を「2025/9/1」のように入力すれば問題ありませんが、もし「#VALUE!」エラーが表示された場合は、セルの書式が日付になっているか、Excelが認識できる形式となっているかを確認してください。

祝日リストの正確性

祝日リストは、正確な日付を算出するための重要な要素です。祝日の漏れや誤りがあると、計算結果も誤ってしまうため、最新かつ正確なリストを維持するようにしましょう。

年度が変わる際には、祝日リストの更新を忘れないようにすることが大切です。

日数0の指定は意味がない

「日数」にゼロ(0)を指定した場合、開始日自体が返されます。負の数を指定すれば過去の日付が、正の数を指定すれば将来の日付が計算されることを覚えておきましょう。

これらの注意点を踏まえることで、WORKDAY関数をより正確に、そしてスムーズに使いこなせるようになりますよ。


まとめ

この記事では、ExcelのWORKDAY関数について、その基本的な使い方から、土日や祝日を除外した日付の計算方法、さらには応用的なWORKDAY.INTL関数やNETWORKDAYS関数との関連性を解説しました。

WORKDAY関数を使えば、特定の日数後の営業日を、土日や祝日を考慮して簡単に算出できます。これにより、手作業での日付計算に伴う手間やミスを大幅に削減し、プロジェクトの納期設定やスケジュール作成をより正確に行うことができます。

実際に業務で使ってみることで、その便利さを実感できるはずです。ぜひ今日からWORKDAY関数を活用して、あなたのExcelスキルと業務効率を向上させていきましょう!

WORKDAY関数をマスターして、より効率的なプロジェクト管理を実現しましょう!

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