Excelで大量のデータを扱う際には、重複したデータが問題を引き起こすことがあります。
重複したデータは正確な集計や分析を妨げ、作業効率を低下させます。
特にデータの量が増えるにつれて、重複の管理はより重要になります。
この記事では、Excelで重複したデータを強調したり削除したりする方法を解説します。
これらの方法をマスターしてデータのクリーンアップ作業を効率化し、正確な結果を得る方法を学んでいきましょう。
この記事のゴール
- 重複データをマークする方法がわかる
- IF関数とCOUNTIF関数を用いて重複データをマークできる
- 重複データを一括で削除する方法がわかる
重複の強調方法
Excelでデータを扱う際、重複は見逃せない問題です。これを効果的に強調する方法を2つ紹介します。
条件付き書式で強調する
条件付き書式を使用すると、特定の条件を満たすセルを自動的に強調表示することができます。
以下の手順に従って重複を強調してみましょう。
- 強調したいセル範囲を選択します。
- [ホーム]タブから[条件付き書式]を選択します。
- [セルの強調表示ルール]をクリックし、[重複する値]を選択します。
- 重複時の書式設定を設定し、OKを押下します。
- 重複しているセルが強調されました。
IF関数を使ってマークする
また、IF関数を使用して重複データをマークすることもできます。以下の手順に従ってみてください。
今回はE列で重複チェックをしてみます。
- E4セルに以下の式を入力します。
=IF(COUNTIF($D$4:$D$34,D4)>1,”重複”,”-“)
- 入力が完了したらEnterを押し、セルの右下隅にある「オートフィルハンドル」(小さな■)をドラッグして、自動的に埋める範囲を選択します。
これにより、各セルに重複がある場合は”重複”、ない場合は”-“と表示されます。
重複データを削除する
次は、重複データを削除する方法をみていきましょう。
これまでの操作で特定した重複データは、1つ1つ手動で削除することもできますが、Excelの機能を使って一括で削除することもできます。
以下の方法を試してみましょう。
- 重複したデータが含まれるデータリストを選択します。
- [データ]タブから[重複の削除]をクリックします。
- [重複の削除]ダイアログボックスが表示されます。削除する基準を選択し、[OK]をクリックします。
これで重複データが削除されます。
まとめ
この記事では、Excelで重複したデータを効果的に管理する方法を紹介しました。
データの強調と、一括削除を組み合わせることで、データのクリーンアップ作業を効率化し、正確な集計や分析を行うことができるようになります。
この記事で紹介した方法を活用して、作業効率を向上させ、正確な集計・分析をおこないましょう。
重複データを効率的に把握し、業務に役立てましょう!